藤井プロのデジカメwatch [LEICA タンバールM f2.2/90mm 伝説のソフトレンズが復刻 その描写は? ]より
タンバールの最大の特徴が、センタースポットフィルターだ。タンバールはフィルターなしでも絞りを開けると収差によりソフト効果が得られる。絞るにつれて効果は低くなり、F9以降は通常のレンズの描写になる。
センタースポットフィルターを装着すると、レンズ中央部の光が遮られ、周辺部から入る光のみになるため、収差が大きくなりソフト効果がより強くなる。
センタースポットフィルターを装着しても絞り値でソフト効果の調節はできるが、使用できるのはフィルター装着時の値でF6.3まで。それより絞ると被写界深度が深くなるため、画面中央にフィルターのスポット部が写り込んでしまう。